【黒歴史】僕たち「マンガ最後まで描ききれない人間」
はじめまして! クワキです。
シャンプーが変な位置で泡立ってしまいました。
これはおそらく藤本タツキ先生の「ルックバック」がオモシロすぎた為でしょう。
ルックバック。二人の少女が漫画家を志すお話です。それを読んで僕は痛切に感じました。
「僕も面白い漫画が描きたい…!!!!」 と。
しかしそれは叶わぬ夢なのでした…。なぜなら僕は___________
マンガ最後まで描ききれない人間とは(以下、マンカキ)
説明しよう!マンカキとは
「コマ割りがわからない」「話広げすぎて纏まらない」「そもそも防衛大臣なのでマンガ描いてる場合じゃない」等々ありとあらゆる理由をつけてマンガ制作を投げ出す、責任能力陥没チクビくんである。
誰も望まぬバベルの塔を建てては崩し建てては崩し、後に残るはゴミの山。
創作者気取りのただの人。それがマンカキなのだ。
マンカキ、負の遺産。
一例として、僕が過去に投げ出した作品をいくつか紹介します。
まず一つ目はコチラ。
※描いていたノートは中学校の裏山に全て埋め立てたため、当時を再現したものとなっています。
なぜか喉から「キュイィぃぃ…」という音が鳴り続けていますが、紹介しましょう。
こちらは僕が中学2年生のときに考えた「PUNISH」というマンガの設定画です。何を隠そう
僕はこの作品を人物設定を終えた時点で投げ出してしまったのです。
当時の僕はデュラララ!! という作品にドハマりしていた為、ああいう群像劇的なヤツを描きたいと思い計20人くらいのキャラ設定を生み出し続けていました。
(強過ぎて鎖でフン縛られているババアなど)
もうその時点で僕の頭の中では
気怠げな高校生寿シュートと救済組織サルヴァトールの仲間たちが織りなすアンサンブルが
繰り広げられていたのです。そして、それに満足した僕は筆を置いてしまったのでした。
色々と限界なので次に紹介するのが最後です。
※これは描いた時のまんまです。
ウウウオアアー!!!!!!!!!!
このように、マンガを途中でやめると価値もない只のデッカイ恥の爆弾になります。
これはたぶん高一の時ですね。
ストーリー的には、現実世界をバグらせる『世を喰らう蟲(バグズ)』という怪物を始末する組織『D-BACK』(デバックとかけている)の人々を主役にしたバトルサスペンスです。
この後2ページくらい続いたのですが、一向に描きたいバトルシーンまでたどり着けないのがイヤになりやめてしまいました。
のちのち、スケベな新入りが「D-BACK」と「Tバック」を間違えるという地獄ギャグを用意していたので、そこに到達する前に辞めてよかったのかもしれません。
マンガを最後まで描き切る方法
上の例を見ても分かる通り、何よりも話のフロシキを広げ過ぎないのがキモなのではないかと思います。
まあ、そうは言っても自分の描きたいところを気持ちよく描くには前振りが必要ですからね……
おや?
おやおやおや?
皆さん、名案が浮かんでしまいました。
みんなの”途中”を集めればいいんですよ!!
全国のマンカキたちが描きたかったシーンや描くだけ描いて満足しちゃったシーンを僕が集めて、それを話がつながるように編集すれば…?
みんなが描きたいものだけでマンガができるんじゃないの!?!?
ウワッ!!!
なんて 素敵な アイデア!
じゃあ僕は早速、全国の新聞社に連絡を______
あぁ〜…
ダルいわ。
〜fin〜